
こんな悩みに答えていきます。
本記事の内容
・『沈黙のwebライティング』の基本情報
・『沈黙のwebライティング』要約
・『沈黙のwebライティング』感想
・まとめ:ブログ運営者なら読むべき本
初心者ブロガーさんが必ずといっていいほど目を通す本といえば『沈黙のwebライティング』ですよね。
こちらのブログでも度々名前を出させていただいているマナブさんやTsuzukiさんもおすすめしてる本です。このお二人だけでなくいろんな方がおすすめしていますが、もちろん僕も読んで勉強させていただきました。
今回はその『沈黙のwebライティング』の要約・感想をまとめてみました。
ブロガー界で話題の『沈黙のWebライティング』です。
文章に関する本は多いですが、「Web文章に特化した本」はこの本だけです。
内容もWeb文章で使える実用的なものばかりでした。
SEOのためのライティングが知りたい方はぜひご覧ください。#ブログ初心者#ブログ書けhttps://t.co/3ao4NHdkTf
— シロl努力って楽しい (@shirablog0621) May 21, 2020
【ブロガー必読の一冊📚】
沈黙のWebライティング は
初心者ブロガー必読の本です!✅成果が出なくて困ってる
✅Googleに評価される記事を書きたい
✅ライティングを学びたいマンガ形式でサクッと読めるので
学びの多い本なのでおすすめです🚀✨#ブロガー向け #ブログhttps://t.co/SNEyXUNr7a— コウスケ🌱ライフハックブログ💻 (@kuma_tech_) May 19, 2020
こんな方におすすめ
- SEOを意識したwebライティング方法を知りたい人
- バズらせるコンテンツを作りたい人
- わかりやすい文章を書きたい人
- これからブログを始める人
- 記事の書き方がわからない人
『沈黙のwebライティング』の基本情報
出版社:エムディエヌコーポレーション
発売日:2016/11/1
著者:松尾茂起
作画:上野高史
販売価格:2,000円(税抜)
言語:日本語
ページ数:632ページ
著者:松尾成起のプロフィール
関西学院大学 経済学部を卒業後、音楽系の制作会社に勤務し、大手舞台音楽などの制作に携わる。
その後、2005年にフリーランスとして独立し、自身の楽曲のネット販売などをおこない、さまざまなプロジェクトを成功させる。
その成功体験を活かし、2010年に株式会社ウェブライダーを設立。検索集客を軸としたWebマーケティングのコンサルティングやコンテンツ制作を手がける。
これまでにプロデュースした主なコンテンツは「沈黙のWebマーケティング」「沈黙のWebライティング」「美味しいワイン」「美味い居酒屋」など。
沈黙シリーズは書籍化され、 それぞれAmazonランキングのベストセラーに。セミナー講師としても、 「CSS Nite」や「ad:tech」、宣伝会議「編集・ライター養成講座」等で登壇。
CSS Niteでは年間ベスト・スピーカー賞を4度獲り(2013、2015、2016、2017)、殿堂入りを果たす。
また、2017年秋には文章の 校閲・ 推敲支援ツール「文賢(ブンケン)」をプロデュース。音楽家としても活動しており、アーティストのライブサポートや、各種テーマソング制作、「国民文化祭 京都」などのイベントや京都の貴船神社などに楽曲を提供。「恋のSEO!」「私の心の中の関数」などの楽曲はネットで話題に。
また結婚式ソング「風と巡る季節」はYouTubeにて30万回以上再生され、全国の多くの新郎新婦からの問合せが届くように。1978年生まれのAB型。現在、京都と東京に在住。猫をこよなく愛する。
『沈黙のwebライティング』のあらすじ
舞台は温泉で有名な須原。
須原の温泉旅館のひとつ「みやび屋」では、半年前に交通事故で両親を亡くした若女将の宮本サツキとその弟、宮本ムツミがふたりで旅館を営んでいた。
しかし、web集客が振るわず、経営の危機を迎えていた。やがて、みやび屋にひとりの男が来訪する。男の名は”ボーン・片桐”。重さ39.9kgのノートPCを操る謎の男の目的とは一体…!?
いま、みやび屋のwebライティングをめぐる激闘が始まる!
『沈黙のwebライティング』の要約
本書は、以下の要約をまとめて
・SEOを意識したコンテンツを作るカギ
・商品を読んでもらうには『USP』が必要
・伝えたいことがきちんと伝わるよう見やすさ、わかりやすさにこだわる
・わからない言葉・知識が出てこないようなコンテンツ構成
・バズらせるコンテンツ作成のコツとは
SEOを意識したコンテンツを作るカギ
SEOを意識したコンテンツとはつまり検索ユーザーにとって利便性の高いコンテンツということになります。
ではその検索ユーザーにとって利便性の高いコンテンツと作るにはどうすればいいのかというと検索ユーザーの検索意図を考える必要があります。
「検索ユーザーは検索をしたいわけではなく自分の悩みや質問に関する答え」が欲しいから検索するのです。
仮にあなたが「ダイエット」について知りたかった場合、あなたの身の回りにダイエットについて詳しい人がいたら、わざわざネットを使って「ダイエット」について調べずにその人に直接聞くと思います。
ただ、現実に「ダイエット」について詳しい人が近くにいて自分の知りたい情報をすぐに答えてくれるかというとなかなかそのような状況には巡り会えません。
だからこそだからこそ人は検索エンジンを使って答えを求めてくるわけです。
じゃあ、検索ユーザーを満足させるコンテンツとはいったいなんのか?どういったコンテンツを作ればいいのかをまとめたものが以下になります。
- 検索ユーザーが今まさに抱えている「悩み」や「質問」に対して、「的確な答え」を返しているコンテンツ
- 検索ユーザーが抱えると思われる「悩み」や「質問」を網羅的に取り上げ、「先回り」して答えを返しているコンテンツ
- 他のサイトと同じ情報を扱っていても、どこよりも素早く答えがわかるコンテンツ
- 他のサイトと同じ情報を扱っていても、どこよりもわかりやすく、みやすいコンテンツ
- 他のサイトと同じ情報を扱っていても、どこよりも信頼できるコンテンツ
- どこよりも情報が新しいコンテンツ
参考:「沈黙のwebライティング」P91.より
これらを網羅してるコンテンツが検索ユーザーにとって利便性の高いコンテンツとなりSEOを意識したコンテンツを作るカギとなります。
商品を選んでもらうには『USP』が必要
USPとは「Unique Selling Proposition 」という言葉の略で、”他にはない自分の強み”という意味です。
商品を売ろうとするときに、その商品のUSPを伝えることができるかが大切です。なぜなら、USPを伝えるということは他者商品との比較ポイントを伝えることになるからです。
商品の購入に悩んでいるときに、他の類似商品と比較したことが一度や二度経験があるのではないでしょうか?
じゃあ何を比較しているのかというと値段であったり、その商品のスペックだったり購入後の補償内容やアフターフォローなどさまざまな比較対象があります。
ただ、どの商品も打ち出せるような強みをUSPにするのでなく、自分だけが持っている他社商品との比較ポイントがはっきりしているUSPを打ち出すことが重要です。
例えば、、、
ホテルを例にすると「あの有名ハリウッドスターが来日すれば必ず泊まっていくホテル」や「あの三つ星シェフが料理長を務める絶品料理が楽しめるホテル」などそのホテルでしか味わえない独自の強みを出していくことが重要になってきます。
USPを決める際には以下のポイントを軸に考えることが重要になってきます。
- 競合に真似されにくいこと
- 競合と同じステージで戦わずに済むこと
参考:「沈黙のwebライティング」P161.より
伝えたいことがきちんと伝わるよう、見やすさやわかりやすさにこだわる
文章を読むとき脳には負荷がかかります。なぜなら視覚情報の多いマンガや映像などと違って、文章は情報を自分の脳を使ってイメージする必要があるからです。
文章を読むときに作り上げられるイメージは、脳の中にある経験や記憶によって変わってきたり、脳への負担の程度によっても変わってくるので、
読み手の脳に負担をかけないような、見やすくわかりやすい文章を意識する必要があるのです。
ポイントとして、、、
・改行と行間で心地よいリズムを意識する
・漢字とひらがなのバランスを調整する
・「この」「その」「あの」などの指名代名詞を減らす
・箇条書きを利用して、要点をまとめる
・情報をカテゴライズ(目次)して整理する
・不必要な文章はカットして長くなりすぎないように意識する
・感情表現を入れて自分ごと化による共感を誘発する
・文字の色やサイズ、強調のルールに気を配る
・区切り線や記号を使う
・写真やイラストを使う
・マンガ的な演出を意識する
わからない言葉・知識が出てこないようなコンテンツ構成
何かのキーワードで上位表示したいのであれば、そのキーワードを検索する人たちにとってわからない言葉や知識が出てこないようにする。
専門用語を多用したり、一定の人にしから伝わらない言葉では読者が離れてしまうので、噛み砕いて説明することも必要になってきます。
読者や検索ユーザーの立場に立ったライティングが重要。
タイトルを考える上で大切な要素
SEOにおいてタイトルは最も重要な要素のひとつです。
ページのタイトルは、「何が書かれているか」の指標になるだけでなく、検索結果におけるユーザーのクリック率にも影響します。
また、タイトルの見せ方によっても、ソーシャルメディアでの拡散にも繋がってきます。
ではそのタイトルに重要な3つの要素とは、、、
①:ユーティリティ要素を意識する
②:そのページから得られる恩恵をハッキリさせる
③:感情フレーズを頭につける
バズらせるコンテンツ作成のコツとは
ソーシャルメディアで拡散される(バズる)コンテンツを作ると結果的に外的SEOの強化につながります。
拡散されれば、瞬く間にアクセスが上昇していくのでぜひバズらせるコンテンツを作成したいです。
では、バズらせるきっかけとなる「人がコンテンツをシェアする行動」」とは、、、
自分の存在をアピールしたり、他の人とのコミュニケーションを取ろうとする目的があります。ではその目的とはなんなのか。以下になります。
・シェアしたコンテンツの評価を自分の評価へつなげたい
・シェアしたコンテンツを使って、自分の立場を表明したい
・シェアしたコンテンツをネタに、誰かとディスカッションした
・自分が関わりのある人のコンテンツをシェアすることで、「返報性の原理」の発動など、なんらかの見返りを期待している
要するには自分を認めてもらいたい、評価されたい、つながりたいという欲求からコンテンツをシェアする行動につながるわけです。
また拡散されやすいコンテンツには以下のような特徴があります。
見やすく・わかりやすいを意識しており、「タイトル」、「アイキャッチ画像」は特に気を配っている。
たとえ話などを用いることで、面白おかしく読者の心を惹き込み「自分ごと化」につなげている。
有名なブロガーさんや尊敬しているブロガーさんが記事がバズっているのは説明した特徴があるのでぜひ意識しながら読んでみると自分がコンテンツ作成をする際に役立てることができますよ。
以上が要点まとめです。
ちょっと長くなってきましたが、次に『沈黙のwebライティング』を読んでの感想を伝えたいと思いますのでもう少しお付き合いください。
『沈黙のwebライティング』を読んだ感想
『沈黙のwebライティング』を読んで感じたことは主に2つです。
めちゃくちゃ読みやすい
『沈黙のwebライティング』はかなりの分厚い本となっていて、ページ数は640ほどになります。正直、購入した時にはちょっときついなあと感じていました。
しかし、本を開けてみると文章がただ並んでいるだけでなくイラストやマンガに近いストーリー形式で順序立てて説明されているので本を読む習慣がなかった僕でもスラスラとテンポよく読み進めることができました。
また、各ストーリの最後に詳しく解説してくれるのでマンガで楽しく読み進めつつ最後にはしっかりと内容を頭に入れることができる構成になっていました。
おそらく文字だけが640ページを続いてたら途中で挫折していた可能性もあるのでマンガ・ストーリー形式にはかなり助けられました。
本当に読みやすいです。
ブロフ初心者には必読!
本書はブログ初心者にとって必要な知識が盛り沢山です。
「グーグルアナリティスク」や「グーグルサーチコンソール」、「グーグルアドワーズ キーワードプランナー」などブログ運営で必須となっているツールの紹介や
SEOってなに?ライバル検索?ユーザー目線?などのコンテンツ作成の基礎知識からどういう風に書いていけばいいのかを細かく解説してくれています。
もちろん、ただ目を通すだけでは理解できないので必要なところはメモを取りつつ読み進めていくが重要になってきます。
まとめ:ブログ運営者なら読むべき本
以上、『沈黙のwebライティング』の要約まとめと感想をお伝えしてきました。
ブログ初心者、webライティングを身に付けたい人にとってはかなりの良書です。SEOの知識やライティングの知識や考え方などがふんだんに盛り込まれているので手元に置いておきたい本です。
値段以上の価値ある本ですので、これからブログを開始したいと考えている人やwebライティング力を身に付けたい人はぜひ本で見てください。
今回は以上です。